こんにちは、おはげです!

と、出汁を取ることがめんどくさいとお考えの方いらっしゃいますよね?
私自身、独身の頃は当たり前のように出汁は顆粒出汁を使用していましたが、結婚を機に本格的な出汁の取り方を勉強し、今では鰹節・煮干し・昆布の配合などを考え料理に利用しています。
出汁を取る方法はいくつかありますが、ポットの中に水+鰹を入れて一晩おくだけで簡単においしい出汁を取ることができるんですよ!!
出汁を使えば、朝のお味噌汁も顆粒出汁を使って作ったものとは全く違う味になります。
この記事では鰹節で取る簡単な出汁の取り方や鰹節の種類やちょうど良い量を解説します。
参考にしてぜひ、体に良くて美味しい出汁生活を送りましょう!
こんな方におすすめ
- 出汁を取りたいけど「めんどくさい」と考えている方
- 離乳食がもうすぐ始まる方、もうすでに始まっている方
- お料理を最近始められた方
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鰹節で出汁を取るとどんなメリットがある?
正直言いまして、いくら簡単に取れる出汁の取り方と言っても、顆粒だしを使っていらっしゃる方からすると【袋から出してさっさっさー】で終わる作業からは確実に何工程かは増えるので面倒な作業が増えることになります。
しかし、何工程が増えてでも出汁を取る事にはこんなメリットがあるんです。
身体に良い
私も独身の頃は身体に良いものを取り入れるという考えが薄かったのですが、10歳年上の人と結婚をし自分以外の人に食事を作ることをきっかけに、身体に良いものを食べて健康を保って欲しいと考えるようになりました。

顆粒だしには2種類あり、鰹節や煮干しを粉末にしたものをメインに使用したものに調味料等で味付けがされた『顆粒だし』と食塩や砂糖がメインに使用されたものに素材やエキスで味付けがしてある『風味調味料』の2つがあります。
スーパーで安く売られている商品のほとんどはこの『風味調味料』であることが多く、私も出汁だと思って使っていた顆粒だしの原材料名をよく見てみると、食塩・砂糖類が初めに書かれているものでした。

筆者撮影
添加物も多く入っているという怖さもありますが、原材料欄には多く入っている順番に記載されるので、塩分の量が気になりますよね。
おそるおそる舐めてみました。

そうなんです。要は少し出汁の香りがする塩なんですね。手軽に使えて、お味噌汁に入れるとそれなりの味がするので浸透していますが、本当に塩辛い。
天然出汁と比べると10倍以上の塩分になるようで、これで煮ものなんか作った日にゃ、翌日顔がパンパンに腫れてしまいますよ・・・。
顆粒出汁を使用する際には、量とそれ以外の調味料の塩分に気を付けながら使われることをお勧めします。
味が格別においしくなる
上記でも記載したように、スーパーで売られている顆粒だしのほとんどが風味調味料なので、ほとんど塩分です。出汁を口に入れるとなぜおいしいと感じるのか?
「だし」とは天然素材からうまみ成分を抽出した液体の事をいいます。成分としてはグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸のことを言い、グルタミン酸は昆布から、イノシン酸は鰹節や煮干しから、グアニル酸は椎茸からでます。
人の味覚は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つからなっており、うま味はグルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸から感じることができる為、出汁を料理に使うと「おいしい」と感じるようです。
また、素材によって成分が違うので、料理によって変える必要がありそうですが、昆布×鰹・鰹×椎茸などの合わせ出汁を使うことによってそのうま味の感じ方も違ってきます。
鰹節で取る出汁の種類にはどんなものがある?
大きく分けて2つあります。
薄ーく削ったうす削り(=花かつお)と厚く削った厚削りです。
花かつお

筆者撮影:花かつお
よく目にする鰹節ですね。
トッピングやアクセントとしてご家庭にもあるんじゃないでしょうか?
煮物などを作る際に一般的に使われるのが花かつおとなります。赤ちゃんの離乳食にもこちらの花かつおを使うとよいようです。
厚削り

筆者撮影:厚削り
厚く削った厚削りは、花かつおよりも濃い出汁が取れ、お味噌汁に最適です。

鰹節で取る出汁の最適な量を解説します
花かつおで出汁を取る方法
- 花かつお30g
- 水1ℓ
- 鍋に水を入れて沸騰させる
- 沸騰したら火を止めて鰹節を入れる
- 3分待ち、鰹節がお湯に沈むのを待つ
- キッチンペーパーやふきんで濾して完成!!
厚削りで出汁を取る方法
- 厚削り節30g
- 水1ℓ
- 鍋に水を入れて沸騰させる
- 沸騰したら弱火にして鰹節を入れる
- 5分ほど弱火にかけながら灰汁を取る
- 火を止め5分ほど待つ
- キッチンペーパーやふきんで濾して完成!!

あれはコロナで外食もしにくくて、
花かつおは火にかけずに出汁を取り、
厚削りは5分ほどは弱火にかけ、 必要以上に煮立たせないというのが常識として言われています。 でも和食のセオリーからは外れるかもしれないけど、現代人は強い 出汁になれているから、 物足りなければ強く煮出しても良いんです。ご自分で調べると、 教科書通りの作り方がまず出てくるからそれでみなさんやるんだけ ど、風味が物足りないって人もけっこういるんですよ。家庭料理なんだから、 そこは気にせず自分なりの使い方をしてもらっていいと思います。

鰹節で取る出汁を簡単に作る方法 水出し鰹出汁を作る方法
忙しい方はこれだけでも十分に鰹出汁が取れちゃいます。
どちらかというと出汁は薄めなのですが、雑味がなくすっきりとした出汁となりますよ。
水出し鰹出汁の取り方
- 花かつお30g
- 水1ℓ
- 夜のうちにポットの中に水と鰹節を入れる
- 冷蔵庫に入れて翌朝には完成!!!
お味噌汁に使うなら、上記に昆布も一緒に入れておくとより良い出汁になりますよ。

筆者撮影
まとめ
顆粒だしは忙しい現代人にとって身近なもので主婦の味方ではありますが、塩分が強く、使うには配慮が必要です。
その反面、天然出汁には塩分がなく、うま味成分を抽出できる。
出汁を取ることは、身体を思う面でも、美味しい料理を作る面でもお勧めです。
鰹節の削り方は大きく分けて2つあり、削り方によって出汁の出方が違う。また、鰹出汁の取り方には煮出しと水出しの2方法あり、ご自身のライフスタイルによって分けたりできます。
方法や配分は記載しましたが、家庭料理ですので、好みによってご自身でアレンジするのも料理の幅が広がり楽しいです。
朝の最高の1杯の為に、身体に良くておいしい出汁つくりをしてみてくださいね!